こんにちは!
一緒にお仕事をしたり、一緒に食事したり、同じ時間を過ごすときは相手への尊重、配慮、信頼が手も大切だと思っている飯島です。
いいご縁があったときにそのご縁がお互いに求めたものであれば人生がとても豊かになると思っています。
その中で啐啄同機という印象に残った言葉を思い出したので、啐啄同機という言葉を皆さんにおつたいしたいなと思ったお話です。
啐啄同機とは

啐啄同機とは啐啄同時ともいわれます。
調べてみると
そったくどうじ【啐啄同時】
またとない好機のこと。また、学ぼうとする者と教え導く者の息が合って、相通じること。
鳥の雛ひなが卵から出ようと鳴く声と母鳥が外から殻をつつくのが同時であるという意から。
注記 禅宗で、師匠と弟子の呼吸が一致するときに、悟りが得られるということから。「啐」は、鳥の雛ひなが孵化するときに殻の中から鳴くこと。「啄」は、母鳥が外から殻をつつくこと。
出典『碧巌録へきがんろく』一六
引用:goo辞書
卵からかえる雛が内側から殻をつつくことと、親鳥が外側からつつくタイミングが同じでないと殻は破れず、雛は生まれることができません。
このことから親子が同じタイミング(同機)でつつく(啐啄)ということが大切であるということです。
これをひなが生まれる瞬間だけではなく広く意味をとらえていくと
- 親と子
- 師匠と弟子
- パーソナルトレーナーとお客様
というように様々な上下の関係性の中で同じタイミングで与える、受け取るが発生しないと成長、殻を破ることができないと言えると思います。
啐啄同機は伝える側も受け手側も成長する

まず啐啄同機を行うためにはお互いを尊重、リスペクトしあう信頼関係があることが最低条件です。
なぜなら信頼関係がない場合、話を真摯に受け止めてくれることはほぼないでしょう。(皆さんは苦手な人のお話を聞くことは得意でしょうか?良くはないのですが、僕苦手意識からなかなかお話の内容が頭に入ってこないことが多いです)
人生において様々悩む時もはあると思います。
良い指導者は悩んでいる人へ適切なタイミングで言葉を伝えます。悩んでいるのに何もしてくれないと指導者のことを思うことがあると思いますが、それはまだ適切な機会ではないのかもしれません。
助言をもらった時に悩みの解決手段が欲しい受け手と解決のヒントを伝える側とで啐啄同機が生まれます。その助言が悩みを解決するヒントとなり、化学反応やケミストリーといった悩みの解決、成長、もっといくと飛躍の時を迎えることができます。
この成長は悩んでいた人の成長だけではありません。伝える側もどのような言葉使い、いつ伝えるかと機会を反省することができるので今後の伝え方を学ぶことができます。
啐啄同機はお互いに成長することができる考え方だと思います。
最後に

啐啄同機はある時テレビドラマを見ていて、印象に残った言葉でした。
それを伝えたいと心の中であふれて書いたお話です。
テレビを見る機会は少ないですが、今後は気になった言葉は書き留めていきたいと思っています。
おしゃべり好きのひとりごとを楽しんでもらえると嬉しいです。
-おわり-