こんにちは!
最近いろいろと考えすぎてしまっている飯島です。
その中で完璧主義であること、考えすぎていることが課題になったので、では「考えすぎるとはどういうことか」を考えると完璧でいようとか、かっこよく見せようとかそんなことを考えて自分の本当の姿ではない自分を”演じている”と思いました。
僕は僕であって、自分ではない自分を演じて表現したとしても相手に良く見せることはできないことを痛感しました。ならば完璧はあきらめて”ありのままでいいんだよ”と考えるようになったお話です。
これを読んでくださった方が少しでも皆さんの人生(物語)のお助けになれば嬉しいです。
演じるって何だろう?

演じるとは以下の意味だそうです。
えん・ずる【演ずる】 の解説
[動サ変][文]えん・ず[サ変]
- 1 人々の前で芝居・舞踏・演奏などをして見せる。また、芝居や映画などで、ある役を務める。「狂言を—・ずる」「敵役を—・ずる」
- 2 ある役目を務める。「物分かりのいい父親を—・ずる」
- 3 目立つようなことを行う。「醜態を—・ずる」
引用:goo辞書
出典:デジタル大辞泉(小学館)
ここから考えていくと
- 人前で見せること
- 役目を務めること
- 目立つようなこと
を行うこととあります。
1と2は役目や役割を務めることとなりますので本来の自分ではなく、別の役割を持った何者かにならなければなりません。
なり切るというと自分を抑えて自分とは違った個性を演じなければなりません。
これを毎日続けていくと果たしてどちらが本当の自分かわからなくなってしまいませんか?
少なくとも僕はそうなり、いろいろと悩んでしまいました。
演じていた苦痛

- 完璧でいたい
- かっこよく見せたい
- 先輩だからきちんとしなければならない
というように自分で”こうしなければならない”ルールを設定してしまうことで自由がなくなってしまいます。
自由がないということは自分がないということ。
どこかで運動したり旅に行ったりとその役割を忘れて本来の自分を出すことができていればよいのですが、皆さん時間はとれていますか?
自分を抑えることはストレスであると思います。ストレスというものはためすぎない方が良いものです。
対処ができなくなってしまうと何かしらの問題が発生します。
僕の場合はすべてのことをあきらめて、何をするにも自分は後回しにして楽しいという感情は得られず、楽しくない日々を過ごしていたように思います。
演じなくてよくなったら気持ちが楽になった

演じなくてよくなったということは、
「役割を演じること→自分を抑えて達成すること」という風に考えていたものを
「役割を全うする→自分という個性を表現することを許して達成すること」と考えるようになりました。
「役割を演じる」ということは100%その人になりきることが必要で本来の自分は出してはいけないと僕は思っています。それは役割としては出演はできますが、本当の自分は共演することができません。役割を演じることが完璧だから。
それを「役割を全うする」と思考を変えると、自分を発揮しながらその役割を行うという意味に変えることができます。すると、自分というものがその物語に出演でき、本当の自分が相手の方と共演できるようになります。
自分を出してはいけない「役割を演じること」
自分を出してよい「役割を全うすること」
役割を全うすると考え始めてから僕は少し気が楽になりました。どのように変わったかというとまず完璧を手放すことができました。
完璧な人間になりたいと思って役割を演じていましたが、それは難しいです。少しのミスも許されません。
自分のミスを許せなくなってしまい、最後には自分を許せなくなっていました。
そこで僕は完璧をあきらめることとしました。
完璧を捨てたいうとわけではなく、改善してよいものにしていくことが役割であると考え、それを全うすることにしました。これが僕の思う「役割を全うする」という考え方です。
そうすると自分を捨てずに自分の個性を出すことを許すことができました。
以前の完璧ということを演じることは完璧でなければならないので個性を出すことによるリスクもあると考えていて自分を抑えていましたが、役割を全うするとへんかんすると、自分という個性の上に役割があるのでその人の人間性を存分に出すことができます。
何でもやってよいかというとそうではなく、相手への尊敬、尊重、リスペクトは忘れず、相手の求めていることのみを提供する(完璧を演じる)のではなく、それに加えて自分が良いなと思ったこと(経験論やアイデア)を伝えていく(全うする)ことによってより幸せになれると思うようになりました。
そしてそれは現在実行中のことであるので温かく見守っていただけると嬉しいです。
最後に

こう考えてみると
- 役割を演じること(やらなければならない)
- 役割を全うすること(これをやろう)
と考えることはこの人生という物語を受け身とするか、主体的に生きるか変わっていくと思います。
少なくとも僕は「役割を全うする」と考えたことにより自分を表現していくことの不安は減りましたし、やれること、やれないことが明確になったので良かったと思っています。
僕の好きな歌にこのような歌詞があります。
ありのままの 姿見せるのよ
ありのままの 自分になるの
何も怖くない 風よ吹け
少しも寒くないわ
これでいいの 自分を好きになって
これでいいの 自分を信じて
光あびながら 歩き出そう
少しも寒くないわ
レットイットゴー~ありのままで~
松たか子
作詞・作曲:ANDERSON LOPEZ KRISTEN LOPEZ ROBERT JOSEPH
日本語訳:高橋知伽江
「役割を演じること」は悪くはありません。ただそれが苦しいと思った時に「役割を全うする」と考えると自分を出していくことが許されると思っています。
少なくとも僕は少し気持ちが楽になったというお話でした。
-おわり-