お読みいただきありがとうございます。
今回は体を柔らかくしたいけれど「ストレッチが続けられない」、「ストレッチは嫌」という方へむけてお話ししたいと思います。
じつはからだはストレッチ以外の方法でも柔らかくすることができます。
私は体の柔軟性の低下によって動きが悪くなったりしている方へ、ストレッチのやり方を提案しています。
ストレッチの考え方、その中で日常に取り入れやすく簡単な動作で、いかに効果を出すか、継続できるかという視点からお話ししたいと思います。
結論:「からだを柔らかくする=ストレッチ」のみではない
まず、からだを柔らかくしたい理由は何ですか?
ストレッチをしたいから・・・ではないと思います。
- 動きやすくなりたい
- 腰痛、ひざ痛で病院で運動やストレッチをしましょうと言われたから
というように体を動かせるようになたいということが多くの方の目的であると思います。
そのための手段の一つがストレッチです。
ほかにも体を柔らかくする方法はストレッチだけでなく
- 呼吸
- 運動
などがあります。
これらを継続するためにお客様の好みや、悩み。生活スタイルに合わせることでより早くお悩みを解決することができます。
具体的に一つずつ解説します。
ストレッチは痛くなくていい
おそらくストレッチが嫌いな方の多くは痛いのが嫌。ではないでしょうか。
テレビなどでのストレッチが紹介されるときの多くは
「遺体、痛い、痛い!!!」
の見るようにストレッチは痛いものとして認識されている方が多いと思います。
しかし、ストレッチは痛くなくていいんです。
大事だからもう一度言います。
ストレッチは痛くなくていいんです。むしろ痛すぎると効果はあまり高くありません。ケガの危険性が高まります。
専門的な知識をお持ちの方が行う場合の痛い治療やストレッチは問題ありません。なので痛いのがすべて悪いというわけではありません。
一般の方や、自分でストレッチを行う方、続けたいけど続けられない方、痛くて嫌になってしまう方は痛いまでストレッチを行う必要はありませんということです。
その理由は「継続」をするためです。
ケガの危険性、効果があまり高くない理由として、ストレッチは痛いところまでやると筋肉は筋肉自体が切れないように縮みます。
例えば、熱いものを触るのと同じで、熱いものを触ったときは手を引っ込めますよね?
熱いのにずっと触っている人はいないと思います。
それと同じで痛い(熱い)を感じたときは体の防衛反応が働くため、逃げます。逃げた結果縮む、ということです。
それでは痛すぎないとはどれぐらいかというと、
- 突っ張る程度
- 気持ち良いところまで
- 少し痛いけど呼吸ができる、しゃべる余裕がある
くらいまでにとどめておきましょう。ポイントは「しゃべる余裕がある」ここは絶対守るべきです。
しゃべる余裕がないということは呼吸も止まってしまい、体を固めてしまいます。
また、痛すぎて余裕がないと全身が緊張してします。緩めたいのにほかの場所で力が入ってしまい、体の中で矛盾が起こるのでおすすめしません。
やったとしても呼吸ができて、気持ち良いところまでにしておきましょう。
それだけでも十分効果はあります。
むしろ痛すぎて嫌だと思ってしまい、
「ストレッチは痛い、痛いは嫌だ。」
と嫌いになってしまう方がよくありません。
呼吸で柔らかくする
ストレッチを行っているときによく「腹式呼吸」という言葉を耳にしませんか?
お腹を膨らませて息を吸い、お腹をへこまして行う呼吸です。
それともう一つの方法は「胸式呼吸」です。
胸を膨らませて息を吸い(お腹がへこんだように見え)、胸が落ちて息を吐く呼吸方法です。
腹式呼吸は副交感神経優位に、胸式呼吸は交感神経優位になります。
言いかえると腹式呼吸はリラックスモードに、胸式呼吸は闘争モードにします。
闘争モードはこれから戦うため、筋肉に力を入れやすくする。いわゆる筋肉を緊張、硬くします。
リラックスモードはその名のとおり、力を抜くので筋肉は柔らかくなります。
筋肉が柔らかくなるということは体は柔らかくなります。
なので、忙しい方は深呼吸だけでもからだは柔らかくなるので、まずは寝る前に仰向けで深呼吸をすることから始めてみませんか?
運動で体を柔らかくする!
最後に運動で体を柔らかくする方法をお話しします。
私が考えられる方法は2つです。
- 運動を行い血液循環量を上げる
- 筋肉にストレッチがかかるトレーニングを行う
まず1つめの血液循環量を上げるためには有酸素運動でも重りを使ったトレーニングでもなんでもかまいません。
血液循環を良くすると筋肉は動きやすくなります。筋肉が動きやすいということは柔軟性が高まり、体は柔らかくなるというしくみです。
これは血液循環を良くすればよいので、運動にこだわる必要がなく、マッサージやお風呂などで体を温めることでも似たような効果が表れます。
少し汗をかいて、からだ中に血液を巡らせてあげましょう。
2つ目は筋肉をストレッチするような運動を行うことです。
じつは体にある筋肉は前側が縮んだら、後ろ側に筋肉が伸びて体を動かしているんです。
これは左右の筋肉でも同じような関係性があります。
たとえばももの裏を伸ばしたいときはサッカー選手のように足を振り上げる動作を行ってみてください。(いきなり行うとケガをしてしまうので、足の上げ幅、ふり幅は徐々に動かしてくださいね。)
振り上げたときにももの裏が突っ張ると思います。そのツッパリは筋肉が引っ張られている証拠でストレッチとなっています。
ストレッチがかかっているということは継続すると体は柔らかくなります。
ゆっくりとストレッチが嫌で体を動かしながら行いたい方はいろいろな方向に大きく体を動かすことで体は柔らかくなります。
なのでラジオ体操のような体を大きく動かす運動がおすすめですよ!
まとめ
体を柔らかくする方法は
- ストレッチ
- 呼吸
- 運動
などたくさんあります。あくまでもこれら一つの手段にすぎません。
あなたに合うのは別の方法であるかもしれません。
ぜひ皆さんに合った方法をぜひ探してみてください。
私は寝る前の深呼吸から始めることが簡単に始めることができるのでおすすめです。
お読みいただきありがとうございました。